この記事では、コーチングやカウンセラー、コンサルタント、士業のようなひとり起業家さんに向けて、売上に繋がるステップメールの作り方を解説していきます。
この手法をマスターすれば、年商1000万を得ることも現実的に可能ですので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事を読むことで得られるメリット
・ステップメールの理解が深まる
・ステップメールのメリット、デメリットを理解することができる
・ステップメールの作り方の具体的にイメージができる
・ステップメールを使った自動化の基礎が学べる
ステップメールとは何か?
ステップメールは、予め作成したメール文章を、ご自分が指定した時間に自動的に配信することができる機能となります。
よくコーチングやコンサル業界では、「お金と時間を両立させて充実したライフスタイルを!」といった話が出てくるかと思います。
そのの際に必ず使うと言っても過言ではないのが今回ご紹介する「ステップメール」になります。
ステップメールとメールマガジンは同じなんでしょうか?
いえ、厳密に言うと違いますので、その点を少し解説しますね。
ステップメールとメールマガジンの違い
ステップメールは予め日時や内容を設定して、自動でメールを配信できる機能を指しますが、メールマガジン(=メルマガ)は、リアルタイムに配信したい時に活用するものです。
例えば、「予約が入っていたにも関わらず、キャンセルが入ってしまった」場合、「〇時~〇時の間、1名無料体験セッションが可能です。興味ある人はいませんか?」と集まっている読者にメッセージを送れば、予約の穴めとして、すぐに埋めることができます。
他にも、ご自身の勉強会やセミナーを開催する際に、「今」もしくは「直近」でお知らせしたいですよね。
こういった時は、集まっている読者の方に対して、メールマガジンを配信すると、場合によっては、1~5分以内で予約のキャンセルが埋まることがあるため、非常に有効な方法です。
ここまでのステップメールの内容を詳しく解説した動画がありますので、興味のある方はご覧ください。
コーチングやカウンセラーなどの個人起業家がステップメールを使う5つのメリット
ステップメールを使うメリットを教えてください!
ここでは5つのメリットについて解説していきますね!
1 自動化してメールを配信できる
予め設定しておいた文章を、自分が希望する日時にメールを配信することが可能です。
後ほど、解説していきますが、例えば
・登録直後に「文章A」を。
・登録してから1日後に「文章B」を。
このように、予め配信する日時と文章を設定しておくことによって、自動的に読者に自分達が伝えたい情報を配信することが可能です。
最大、1つのステップメールのシナリオに対して365回分は自動で設定することができるため、物凄い長いステップメールを作ろうと思えば、作成することが可能です。
2 自分の時間を使わなくても見込み客との信頼構築できる
上記で述べた話に続きますが、一度セットしておけば、後は登録した後、一定期間は自動的にメールが配信されます。
つまり、このステップメールを作っておけば、自分の時間を1分も使わなくても、勝手に読者の方に自分が伝えたい情報を伝えることができるため、見込み客との信頼関係を構築することができます。
3 セールスするストレスがない
中にはメールセールスが苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、一度、文章をセットしておけば、あなたが時間を使わずともステップメールが配信されます。
そのため、セールスする時間と手間と心苦しさを感じることがありません。
むしろ、他の方とのセッション中に問い合わせが入ったり、オンラインコンテンツの売上が上がったりするケースが多々ありますので、非常に助かることになるでしょう。
4 購入後のフォローも自動化できる
例えば、申し込んでから7日後の〇時に何かしらのフォローメールを送りたいと思ったとします。
そうしたら、予め時間を「7日後の〇時」に設定するようステップメールで組み込んでおけば、あなたが7日後に伝えたかったフォローメールを忘れずにすることが可能です。
フォローメールの内容としては、例えば、
「7日間経ちましたが、メンバーサイトはご覧になりましたか?」
「何かわからないことはありませんか?遠慮なくご質問くださいね」
などを促すメールを作っておけば、購入者の方も「ちゃんとフォローしてくれる気があるんだな」という気持ちになりますよね。
5 自動的に売上が上がる
小田もステップメールを活用して、問い合わせや売上を増やしておりますが、やはり自動的に売上を上げられたり、問い合わせが増えるというのは非常に良いですよね。
ステップメールと相性が良いのは、ネット広告のリスティング広告やSNS広告です。
リスティング広告やSNS広告と上手く組み合わせて行っていけば、お金を払うだけで、勝手に読者が集まり、勝手にコンテンツが売れたり、問い合わせが増える仕組みを構築できます。
勿論、その際はLP(ランディングページ)の登録率も問われたりしますが、数字を改善していけば、かなり再現性の高い仕組みは作れます。
そのため、ある程度、売上を上げている方や予算のある方コーチ、コンサルタント、士業、ヒーラー、カウンセラーなどのフリーランスの方は絶対に行った方が良い施策になります。
ステップメールを活用する5つのデメリット
使う上でデメリットもあるんですか?
はい、ありますよ!メリットばかりではなく、デメリットも知った上で使って欲しいですね。
1 ステップメールを使うなら、月数千円必要
ステップメールは、メルマガ配信スタンドの有料機能です。
そのため、利用するには、「月数千円のお金がかかってくる」ということは、1つのデメリットだと言えるかもしれませんので、人によっては1つのハードルになるかもしれません。
ただ、使うなら先行投資ですよね
そうですね、人を雇うと思ったらかなり安いものですし、自動化が月数千円でできるなら安いんじゃないでしょうか。
2 ステップメールに登録されている読者さんにはリアルタイムの配信ができない。
ステップメールが配信されている読者には、リアルタイムな情報やキャンペーン企画を挟んで配信できません。
え、配信できないんですか?
厳密には配信できるのですが、少し考えてみてください。
例えば、Facebook広告の無料講座のオファーをするLPから「登録」をした後、「この度は、Facebook広告の無料講座にご登録いただき、ありがとうございます。」というメールが流れてきますよね。
ですが、その数時間後に、「LINE集客講座のご案内を開始しました!」という別の企画の内容が流れたら受け取った側としてはどう思うでしょうか?
確かに違和感を感じますね
そういった意味で、ステップメールが配信されている読者と、ステップメールの配信が終わっている読者は分けてシナリオを作成しておく必要があるので、覚えておいてください。
3 ステップメールのシナリオ構成に時間がかかる
いくらステップメールが優れているとはいえ、闇雲に文章を書いても、成約には至りません。
・これから作成してくステップメールで「どんな商品を販売したいのか?」
・その商品やサービスを販売していくのであれば、どんなメールや動画内容にする必要があるのか?
これらをステップメールを書く準備段階から、しっかりと「設計」しておく必要があります。
確かに、ステップメールを作成する前に何を書くか?を事前に決めておかないと、文章があっちこっちいってしまいそうですね(汗)
そうですね!僕も最初の方は、いきなり書き始めてしまったので、シナリオが不自然だったため、全く成約されませんでした(汗)
4 作成したステップメールで思ったような結果が出ないなら、1から作り直す必要がある
ステップメールは一度、メール文章と日時を作成しておけば、しばらくはノータッチで大丈夫です。
但し、ある程度、読者が増えてきているにも関わらず、売上や集客に繋がっていない状況が続くのであれば、それは作り直す必要が出てきます。
また、ステップメールを作ったことがない方であれば、かなりの労力がかけて、作ったように感じると思いますので、また作り直すとなると、かなり動きが重くなってしまうかもしれません。
作ることに慣れるには練習しかないですね!
そうですね!仮に作り直したとしても、ステップメールを作る練習になるだけですから、前向きに捉えるといいと思います。
5 定期的なメンテナンスは必要になる
上記の3つ目に近い話にはなりますが、いつまでも売れ続ける商品は殆ど存在しません。
時代やライバルの動きに合わせて、常に売れ続けるように、サービス内容を追加したり、コンセプトを見直す必要があります。
そうすると、作ったステップメールを1から作り直す必要が出てくるかもしれませんし、1からの作り直しではなくとも、一部を作り直す必要が出てきます。
このように一定期間は「作って終われる」のですが、やはり時代やユーザーの需要により、求められる商品やサービスは異なりますので、しっかりと需要に合わせた動きができることが重要になります。
ステップメールの効果的な3つの使い方とは?
ステップメールは、どんな使い方をするのが効果的なのでしょうか?
では、2つのステップメールの使い方をご紹介していきますね!
1 動画と組み合わせる
ステップメールと動画は非常に相性が良いです。
文章でずらずらと書くと時間も労力もかかりますが、動画であれば、15~20分の動画を見てもらえるだけで、文章以上にかなりの情報量を視聴者に伝えることができます。
あなたも動画を見たことで、説明会やセミナーに参加してみよう!と思ったり、オンラインコンテンツを購入してみよう!ということで購入したことはあるのではないでしょうか?
特に商品単価の高い講座やコンサルティングサービスに申し込んでもらうならば、動画を使わなければ、かなり成約は難しいので、ぜひ動画は活用してみてください。
2 有料オファーを行う
動画を用いて、最終的にどこに読者を促したいか?を決める必要があります。
例えば
・2~3時間のセミナーや説明会
・オンライン個別相談会
・オンラインコンテンツ販売
など、様々と促したい箇所があるかと思います。
ステップメールの内容によっては、単なる信頼関係を構築することだけを目的として作っている方がいらっしゃるのですが、それでは売上に繋がるステップメールになりません。
やはり売上を上げていくならば、落としどころ(成約部分)に向かって、シナリオを考えていく必要があるため、キレイな流れになるように事前にステップメールのシナリオを作っていきましょう!
3 リスティング広告やSNS広告と組み合わせる
「LP⇒ステップメール⇒相談会⇒成約」までの仕組みができたら、後は、あなたの見込み客からのアクセスを集めるだけで、メルマガ読者がどんどん増えていきます。
具体的には、Googleリスティング広告やYahoo!広告を活用したり、Facebook広告やYouTube広告などのSNS広告を活用してアクセスを集めることをしていきます。
広告の良いところは、1日500~3000円の予算から広告を出稿することができますし、何よりもそれだけの金額を支払うだけで、SEO1位の場所よりも、さらに上位の部分に表示させてくれるようになります。
ブログ集客やSNSの個別配信のように、多くの時間と労力を費やす必要がないので、ステップメールが完成したら、LPに遷移させるように、広告でアクセスを流していきましょう!
売上に直結する10通のステップメールの作り方を解説
コーチングやヒーラーなどのひとり起業家の売上に直結する10通のステップメールの作り方の基本をお伝えします。
前提としては、目的・販売商品・価格帯・各業界によって作り方は異なります。
そのため、あくまでも例として下記はご理解ください。
分かりました!
今回のステップメールの目的は、「個別相談会数を増やし、バックエンドの販売数を上げるために作るステップメール」の作り方になります。
下記のステップメールのシナリオでは
・ステップメールは約7日間で「10通分」
・その期間で送っていく動画の本数は「3本」
になります。
1通目(登録直後):感謝の言葉と動画コンテンツ(第1話)を送る
まず、ステップメールの1通目は、登録直後に配信するものになります。
そのため、まずは「この度は、ご登録ありがとうございます」という感謝の言葉を述べていきましょう。
「ありがとうございます」と言われて、イヤな人は、余程のことがない限り、いませんよね(笑)
たしかに(笑)
そして、一番、最初のメールは一番見られますので、この動画の1本目はしっかりとインパクトがあるような作りにして、2本目、3本目の動画を見たくなるようにしていきましょう!
2通目(登録した1日後):動画コンテンツ(第1話目)の振り返り
2通目は「登録した1日後」に配信をしていきます。
このメールでは、動画(第1話目)リンクを再度見せるのは勿論のこと、第1話の動画を読者が見た方が良いメリットや動画の内容の魅力を補足していきましょう!
1回だけしか送られていないと見忘れちゃうかも。。
そうですよね、だから振り返りメールは入れるのはちょっとしたコツですね^^
3通目(登録した2日後):動画コンテンツ(第2話)の公開
3通目は「登録した2日後」に配信をしていきます。
このメールでは、動画の第2本目のリンクURLを送っていきます。
そのまま動画のリンクを掲載するのもありですし、第2話の動画コンテンツの魅力を文章に加えて伝えるのも1つです。
4通目(登録した3日後):動画コンテンツ(第2話)は振り返り
4通目は「登録した3日後」に配信をしていきます。
このメールでは、動画コンテンツの第2話のリンクの再提示をしながら、第2話の動画を読者が見た方が良いメリットや動画の内容の魅力を補足していきましょう!
2通目の流れと同じですね!
そうですね、実は作りはシンプルなんです
5通目(登録した4日後):動画コンテンツ(第3話)公開&個別相談会のお知らせ
5通目は「登録した4日後」に配信をしていきます。
このメールでは、動画コンテンツの第3話のリンクを掲載していきます!
特に、動画3本目では、個別相談の案内を入れていくといいでしょう。
このメールで個別相談会や説明会の案内なんですね?
そうですね、毎回、動画の冒頭や終わりに案内をしても良いですが、3本目の動画でしっかり伝えるのもアリです
6通目(登録した5日後):動画コンテンツ(第3話)の振り返りや魅力
6通目は「登録した5日後」に配信をしていきます。
このメールでは、動画コンテンツの第3話の内容を文字にするなどして、魅力的に見せていくといいでしょう。
ここは、2通目と4通目の時の流れと同じですね!
ですね!
7通目(登録した6日後):個別相談会の魅力を伝える
7通目は「登録した6日後」に配信をしていきます。
このメールでは、個別相談会に参加の魅力や、参加した方が良い理由、後は売り込みをしない等、読者が懸念しそうな内容を記載していくといいでしょう。
後、このメールでは「個別相談会の募集が明日で終わるよ」という話をしていきます。限定性を上手く活用することで、人が行動しやすくなりますから。
夏休みの宿題と一緒ですね、期限が定まっていなければやらないですから(笑)
そうですね(笑)「いつでもいいよ」というスタンスでは、中々行動できないため、あえて限定性を設けることは大事だと思います。
8通目(登録した7日後の朝):残り24時間で個別相談会の募集を終わります。
8通目は「登録した7日後の朝」に配信をしていきます。
このメールでは、「動画の公開が終わるよ」「個別相談会の募集が今日で終わるよ」というメールをしていきます。
登録したけど、今日まで全然見ていない人もいそうですよね(汗)
そうですね!期限を設けるからこそ、「ヤバイ!見ないと!」と思って下さるので、限定性は上手く使っていくといいですね。
9通目(登録した7日後の夜):残り3時間で相談会の募集を終わります。
9通目は「登録した7日後の夜」に配信をしていきます。
このメールではダラダラと書く必要はないため、動画の公開や個別相談会は「残り3時間で募集を終了ですよ」など、期限が差し迫っているメールをしていきましょう。
ホントのホントに、ギリギリになってようやく一気に見始める人もいそうですね。
そうですね、後は、直前まで「申し込もうかどうしようか」と悩まれている方もいらっしゃいますから、そういった方も含めて、「残り〇時間」というのはした方が良いです。
10通目(登録した8日後の朝):感謝の言葉で終わる。
10通目は「登録した8日後」に送ります。
このメールでは、7日間も怒涛のようにメールを送っているわけですから、見てもらったことに「ありがとう」の感謝の気持ちをしっかりと読者の方に伝えていきましょう。
また、申し込んだ方へのメッセージと、申し込んでいない方へのメッセージと、2つ文章内で伝えておくといいでしょう。
例)既に申し込まれた方は、面談時にお話できるのを楽しみにしています。また、今回、申し込まれなかった方も、別の機会にて、ご一緒できれば幸いです。
というような内容ですね。
そう思うと、ちゃんとありがとうの気持ちを伝えることは大事ですね!
そうですね、後は、「申し込まない読者はセンスがない奴」と提供者都合で考えるのは良くないですね。内容を評価するのは、読者さんですから。
「なんじゃこいつは」と言われていそう(笑)
まとめ
この記事は、【売上1000万越え】コーチングやカウンセラーの売上が上がるステップメールの作り方の秘訣を解説してきました。
「ネットが苦手だ」という起業家が多いですが、インターネットで集客や収益を上げるのであれば、「苦手だ」と言っていてはいつまで経っても先に進むことができません。
いっそのこと、「ネット集客のプロになる!」と決めて、実践していった方が、割り切った考えとして上手くいくかもしれません。
今回の内容をもう少し詳しく知りたい方は、約2時間の超速集客法のオンライン講座を無料で公開しています。
宜しければ、こちらをクリックし、ご視聴ください。