コーチング起業のブランディングや差別化戦略の考え方まとめ

現在コーチング業を実際に起業させている人にとって重要なポイントと言えば、「ライバルとの差別化」ですよね。

コーチング業には「ビジネスコーチ」や「ライフコーチ」などがありますが、なんとなく始めて成功できるようなビジネスではなく、深い知識はもちろん、入念に構築したブランディングやライバルとの差別化戦略が必要不可欠となります。

すでに月に30万円以上稼いでいる方もいらっしゃるかと思いますが、差別化戦略が上手くいけばさらに収益を増やしていくことも十分に可能であると言えます。

その戦略次第では月に100万円以上稼ぎだすこともできることでしょう。

この記事では、そんな「コーチング起業のブランディングや差別化戦略の考え方」について解説していきたいと思います。

目次

差別化戦略とは

「差別化」という言葉はビジネスの世界では当たり前のように使われるようになりましたが、具体的にどのようなものなのかを解説しましょう。

マーケティンにおける戦略と言えば、他社よりも価格の面で安くするためにコストダウンを図る「コストリーダーシップ戦略」や、製品やサービスを市場に集中させオリジナルの地位を確立させる「集中戦略」などがありますよね。

差別化戦略」は、そんな「コストリーダーシップ戦略」と「集中戦略」の2つと共に「3大マーケティング戦略の1つ」と言われています。

その内容は、「他社とは明らかな特異性を打ち出すことで競争を有利に進めていく」というものです。

この3つの戦略は、アメリカの経営学者のマイケル・ポーター氏が提唱したことでも知られています。

ただし、差別化戦略は「他社とは明らかな特異性を打ち出すこと」とありますが、決して他者と違う商品やサービスを作り出せば良いというわけではありません。

もしも価格が他社よりも高くなってしまったとしても、購入してもらえるだけの価値を持っているということが前提となっています。

何故、差別化が必要なのか?

なぜ差別化が必要なのかと言えば、それは比較検討をしている見込み客さんに選んでもらうために必須であるからです。

コーチングが現代において重宝される大きな理由としては、「VUCA(ブーカ)時代である」ということが挙げられます。

VUCA時代とは、

V(Volatility:変動性)
U(Uncertainty:不確実性)
C(Complexity:複雑性)
A(Ambiguity:曖昧性)

これらの意味をまとめたものになります。

要するにVUCAとは「変化が激しい時代」という意味となります。

現代は、変動性が高く、複雑で不確実、曖昧なものが多くなってきているので、これまでのビジネスの常識が通用しなくなってきています。(今現在は通じていたとしても、それがいつ通用しなくなるか分からない)

具体的に

・どういった方向性に向かっていくべきか?
・どのような目標を立てるべきか?
・自分にどういった可能性があるのか?

VUCA時代ゆえに、こういったものが自分自身ではなかなか把握できない人達が多いということです。

しかし、コーチングの力を利用すれば、二人三脚でビジネスを進められ、自分だけでは成し得ない成果を得られる可能性があるのです。

現代においてもコーチング業はかなり重宝されていますが、変化がさらに大きくなる未来においては、さらに今以上に重宝される可能性が高いと言えます。

この時代でしっかりとしたブランディングを行いライバルと差別化ができていれば、大きな成功を収めることができるはずです。

ブランディングについて

近年のビジネスシーンでは、「ブランディング」という言葉を良く耳にするようになりました。

なんとなく意味は把握しているものの、具体的に説明できるかと言われると、難しいと感じる人も多いのではないでしょうか?

ブランディングは、「ブランドを作る(構築する)」という意味の言葉です。

「ブランド」という言葉は古くからよく使われていますよね。

他の商品やサービスとは違うということが認められていることで成り立つものが「ブランド」です。

ブランディングは、この「ブランド力」を消費者や利用者にどのように伝えていくのか、その内容を構築することです。

利益率を上げるのはもちろん、ブロンド自体を向上させるためにも必要不可欠なものとなります。

差別化を図るためにはどうしたらいいか

実際に、コーチング業でライバルと差別化するためには、以下の3つのステップを踏みながら進めていく必要があります。

1つずつ具体的に解説してみましょう。

市場分析を行う

メルマガマーケティング

差別化を行うためには、まず現在の自分の状況を客観的に把握する必要があります。

分析をする方法としては、自社・競合・市場の3つのポイントをそれぞれ分析する「3C分析が基本となります。

また、政治や経済、社会、技術といった外部の環境を分析し、中長期的なトレンド分析を行う「PEST分析」や、自社の強みと弱みと市場の機械や脅威をプラス面とマイナス面に分けて把握する「SWOT分析」などもあります。

個人的に「3C分析」をベースで考えていきつつ、

コンセプトを決定する

史上における自社の立ち位置が把握できたならば、「ブランドコンセプト」を設定していきます。

・どのようなターゲット層に向けたサービスなのか
・他社と知った上で、需要があるけど、まだ競合がやっていないことは何か?
・あなたから提供されるサービスの強みやメリットはなのか?
・どんな考えの元、サービスを提供しているのか?(ミッション実現)

など、あなたが「相手に価値を提供する際に、どんな世界観を実現させていきたいのか?」「どんなブランドイメージを持ってもらえるようにしたいのか?」を考えておきましょう!

アウトプットする

コンセプトが決定したら、そのコンセプトをどのように発信していくかを決め、アウトプットしていきます。

自社のホームページやブログ、ランディングページは当然ですが、Twitter、InstagramといったSNS、広告手法なども行っていきます。

この時、どの発信方法であっても、ブランドイメージの相違がないように統一していくことがとても重要です。

差別化する5つのメリット

MAMI

質問です!i差別化をすることで、
どんなメリットがありますか?

小田

それでは、ここでは5つのメリットについて、詳しく解説していきますね!

コーチング業の起業において、差別化するということは収益していく上で非常に重要ですが、さらに詳しく見ていくと以下のようなメリットを得られるということが分かります。

具体的に挙げていきましょう。

価格競争に巻き込まれない

せっかくコーチングビジネスが軌道に乗ってきたとしても、業界の価格競争が起こってしまうと、それに巻き込まれてしまい結局大きな収益を上げられないといった事態に陥ることもあります。

しかし、価格以外の部分で差別化ができていれば、価格競争に巻き込まれずに収益をそれほど落とさずにビジネスを継続していくことができます。

もしも一昔前の牛丼業界のような価格競争が行われたらということも想定する必要があると言えるでしょう。

唯一無二の商品やサービスは、例え高単価であっても受け入れられやすいのです。

強みや弱みを明確にすることができる

他社と差別化するということは、明らかな他社よりも上回る強みがあるということです。

強みが明確になっていれば、その後に打ち出す施策も「いかに自社の強みを活かすか」という部分にだけこだわればいいので、いちいち「どんな強みを作るか」を考えなくても良いわけです。

また、強みが明確であるということは、裏を返せば、自社の弱みも明確であるとも言い換えられます。

自社の弱みが明確ならば、その弱みを一定レベル以上に改善すべきなのか強みをさらに伸ばしていくべきなのかを判断しやすくなるはずです。

新規参入を抑制できる

差別化に成功しその分野において一目置かれるような存在になることで、同じ分野で自社と同じような強みを活かして新規参入するような将来的なライバルを抑制するというメリットが得られます。

年功序列や終身雇用制度が崩壊し、実力主義が浸透しつつある現代の日本では、ライバルとなり得る実力のある起業家が非常に多くなっています。

自社と同じ強みを持つ新規参入者を未然に抑制できるというのは、思った以上に大きなメリットであると言えるでしょう。

認知度が上がり新規顧客獲得がしやすくなる

差別化が上手くいき、自社のサービスをブランド化することができれば、認知度が一気に上昇します。

認知度が上昇すれば、ネット化が進む時代ゆえに口コミがネット上に増え、Twitterなどでも呟かれる機会が増えます。

いわゆる「ネームバリューが上がる」というわけです。

ネームバリューの上昇は、新規顧客の獲得に繋がりやすくなります。

このように、認知度の上昇はビジネスの好循環を生み出してくれるのです。

固定顧客を作りやすい

差別化に成功すれば、唯一無二のサービスとなる為、固定顧客を作りやすいというのも大きなメリットだと言えるでしょう。

一度、固定顧客を作ることができれば、安定した収益を生み出すことができますし、新規顧客を増やしていけばその分の収益を上積みしていくことができます。

長期間同じ分野で成功し続けるには、差別化をして固定顧客を作るということは必要不可欠な要素であると言えるでしょう。

差別化の戦略例

差別化を行うことで様々なメリットが得られるということはお分かりいただけたかと思いますが、具体的な例を挙げれば更にイメージが湧きやすいですよね。

ここからは、具体的な差別化の戦略例をいくつか挙げていきましょう。

高級ブランド商品

差別化の戦略において代表的な例としては、やはり「高級ブランド商品」が挙げられるでしょう。

商品の価格を高く設定し、その代わりにとことん魅力的な商品の開発に力を注ぎ、ブランド力を付けていきます。

現代で言うならば、「オリエンタルランド(東京ディズニーリゾート)」や「今治タオル」などが挙げられます。

商品やサービスの高品質化はもちろん、「安心や安全」をさらに強化することで、ブランド力を上げていくことができます。

YouTubeなどによるメディア戦略

もはや現代ビジネスにとって必要不可欠なビジネスツールであるとも言える「YouTube」ですが、上手に利用することで十分に差別化をすることが可能となります。

それは、「YouTubeで自社(もしくは起業家自身)のキャラクターを印象付ける」ということです。

通常、YouTubeをマーケティンに利用する場合、売り出す商品やサービスの特徴や魅力を前面に押し出していきますよね。

そして概要欄から商品やサービスページへと飛べるようにして導線を作り、販売チャンスを増やしていくわけです。

しかし、こういった一般的なYouTubeを利用したマーケティング手法を実践するだけでは、他社との差別化はなかなかできません。

売り出す内容が差別化できていても、それが潜在顧客に伝わらなければ効果は薄く、差別化ができているとは言い切れないのです。

そこでおすすめなのが、「起業家自身が顔出しをしてトークをする」「オリジナルのキャラクターを作り動画に登場させる」という方法です。

こうすることで、売り出す内容が全く同じものであっても、伝わり方が全く違ってきます。

その業界で顔が認知されるようになる、もしくはキャラクターが浸透していけば、一定以上の差別化が成功していると言えるのです。

例えば、サービス内容をリニューアルするとしても、会社自体や起業家自体のキャラクターが業界に浸透しているだけで、よりスピーディーに、より効果的に伝わっていくわけです

YouTube集客に関しても記事を別でまとめてありますので、詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

ターゲットの性別を絞る

商品やサービスのターゲットを大胆に絞るという方法も、差別化を強調させるポイントの1つです。

洋服のブランドで考えると分かりやすいかもしれません。

例えば、子どもの服から大人の服まで取り揃えている店舗では、「このお店ではこういった特徴の服が買える」というイメージが湧きにくく、価格競争にも巻き込まれやすかったりします。

しかし、「20代の女性向けの洋服ブランドショップ」であれば、そのターゲット層以外は集客できなくなりますが、圧倒的にターゲット層への認知度は高まります

そのターゲット層に向けたオリジナリティのある洋服を売り出すことで、唯一無二のブランド力を育てていくことができるのです。

コーチング業であっても、この考え方で進めていけば同じように差別化することができるはずです。

差別化の注意点

差別化は、前述したように以下のようなメリットを得ることができます。

・価格競争に巻き込まれない
・強みや弱みを明確にすることができる
・新規参入を抑制できる
・認知度が上がり新規顧客獲得がしやすくなる
・固定顧客を作りやすい

しかし、差別化に失敗してしまうと顧客が離れていってしまい、中途半端に色がついてしまっているがゆえに修正しにくいといった問題も出てきてしまいます。

そうならない為にも、コーチング業のジャンルにおける競合調査やコンセプト決め、計画をしっかりと立ててから動いていくことが重要だと言えるでしょう。

まとめ

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