【有料級!?】コーチ・カウンセラー型のプロダクトローンチ手法の解説

すでに起業をしてコーチングやカウンセリングで一定以上の収入を得ている人もいらっしゃると思いますが、常に新規の顧客を増やし続けられている人はそこまで多くないはずです。

現代のビジネスでは、インバウンドマーケティングやコンテンツマーケティング、SNSマーケティングなど、様々なマーケティング手法を用いて新規顧客を獲得していく必要があります。

しかし、マーケティングに力を入れすぎて、本業であるコーチングやカウンセリングが疎かになってしまっては本末転倒です。

したがって、なるべく少ない労力で効果的なマーケティングを確立することが、収益を大幅に挙げていくためには必要不可欠だと言えるでしょう。

この記事では、そんなマーケティングの悩みを解決する「プロダクトローンチ」というマーケティング手法とそのやり方について解説していきたいと思います。

目次

プロダクトローンチとは

プロダクトローンチとは、「製品(プロダクト)」と「売り出す(ローンチ)」という2つの意味を掛け合わせた言葉で、特定の販売手法のことを指します。

それは、「商品やサービスの見込み客に無償で定期的な情報を与えることで購買意欲を高め、その上で商品やサービスのセールスを仕掛けていくというもの」です。

元々は自身が株式投資の情報発信によって集客を成功させたジェフウォーカーという人物が広めた手法だと言われています。

日本でも以前からコンテンツ業界や講座ビジネスなどで使われていましたが、その名前自体はそれほど認知度が広くありませんでした。

しかしながら、一時プロダクトローンチを活用して、一気に顧客リストを集めて説明会を行った結果、中身のない商品(契約前といっていることが全然違う)まで売れてしまい、業界の大問題に発展してしまった経緯があります。

それゆえに、この言葉を聞くとどうしても「怪しい」「詐欺なのでは?」というイメージを持つ人が多かったりするのではないでしょうか。

しかし、本質、プロダクトローンチは

STEP1 見込み客を集めて
STEP2 信頼関係を構築する
STEP3 届けたい方に販売する
STEP4 購入者のフォローを行う

という4つのステップを踏むだけのビジネスの王道とも言える手法なので、手法自体に問題はありません。

むしろ、基本的なステップを踏むからこそ、コーチングやカウンセラーなど、自分のスキルをどんどん広めていきたい方は、ぜひマスターしておいた方が手法とも言えます。

プロダクトローンチを行う3つのメリット

プロダクトローンチを正しく活用している人は、現状、まだまだ少ないという印象を受けます。

しかし、上手に活用していけば大きなメリットをもたらしてくれます。

「かんたん」とは言いづらい手法ではあれど、この手法をマスターすれば、ネットマーケティングの一連の流れは掴むことができます。

3カ月単位で1000万~3000万以上の売上を狙っていきたいコーチやヒーラーはすぐにでも実践すべきでしょう。

下記に、プロダクトローンチの「3つのメリット」を解説していきます。

①ネット集客から販売までにおける一連の流れを全て経験できる。

繰り返しますが、「ネットマーケティングの一連の流れをすべて経験できる」という点はメリットであると言えるでしょう。

前述したように、見込み客をメールアドレスやLINE情報を集めるという集客の部分(プレローンチ)から始まり、メルマガなどで信頼を積み重ねて販売、そしてその後のフォローも行っていくので、ネットでの販売におけるすべての経験値がUPします。

②継続的に大きな収益を上げられるようになる

このプロダクトローンチは、一度販売したら終わりではなく、その後も有益な情報を提供し続けることによって、継続的に大きな収益を上げることが可能となります。

もちろん、そのためには、新たな有益な情報を仕入れユーザーに提供し続ける必要がありますし、定期的に販売する商品やサービスを生み出していかなければなりません。

しかし、逆に言えば、良い商品やサービスを作ることができれば、その都度大きな収益を高い確率で生み出すことができるとも言えるのです。

③その分野における権威性が高まる

ここ数年もこれまでと同じようにGoogleにおけるコアアルゴリズムアップデートが続いていますが、「権威性」というものは今後も引き続き重要なポイントとなるのは間違いありません。

現代のビジネスで大きな成功を得たいのであれば、権威性を身に付けるということは必須であると言えます。

プロダクトローンチを実践すると、SNS広告やリスティング広告、知人などの紹介によって、短期的に一気に広まっていきますので、必然的に販売者である自分の顔や名前が広まっていきます

さすがに芸能人や一流のインフルエンサーほどの影響力は持てませんが、特定の分野において権威性をUPさせることは可能となる手法です。

プロダクトローンチ3つのデメリット

プロダクトローンチは、確かな知識と高品質な商品やサービス、そして正しいステップでの集客ができれば大きな収益が得られる素晴らしい手法ではありますが、いくつかのデメリットがあるというのも事実です。

3点ほど詳しく挙げてみましょう。

①非常に労力がかかる

プロダクトローンチは、形にするまでに非常に労力が必要となります

それゆえに、必然的にある程度の「時間」も必要となってきます。

例えば、見込み客を集めるための価値のある情報発信をする素材を作成しなければなりません。

また、もしも集客や成約率が良くない場合は、提供する情報の内容を変更したり、場合によっては商品やサービスの形を変えなければならないケースもあります

そういった意味でも、最初のうちは労力と時間が必要である点においては、デメリットであると言えるでしょう。

②売上に応じてコストが大きくかかる

短期間で大きな収益を上げる(大勢の見込み客を集める)には、商品やサービスをアピールする広告費や情報発信のためのサイト構築や動画作成などといった外注費が必要となります。

もちろん、月の収益30万円程度の規模のプロダクトローンチを行うのであれば、自らが情報発信の素材を作成したり、自分で作成したサイトやブログ、そしてSNSの活用による集客のみでも可能ですが、

月に数百万円以上の収益を上げるためには、それなりの費用や準備が必要だと言えます。

③プロデューサーと組めば、利益の50~60%は取られる

プロダクトローンチは、すべての知識やアイデア、商品やサービスの開発、そして宣伝、販売、フォローというすべての業務を自分で行うのはかなり大変な作業となります。

それゆえに、1人で行わず、プロダクトローンチを活用してサービスやコンテンツ販売をしているプロデューサーと組んで、実践する人も多かったりします

しかし、プロデューサーと組んでビジネスを進めるには、利益の50~60%という金額を取られてしまうケースがほとんどです。

そのため、自分の手元に入ってくる見入りが、一人で行うよりも圧倒的に少なくなってしまったり、プロデューサーが思った動きをしてくれない場合、かなり活動がやりにくいことになります。

プロダクトローンチを成功させる8つの要因

ここまで、プロダクトローンチの仕組みやメリット、デメリットを挙げてきましたが、成功させるにはいくつかの要因が必須となります。

1つずつ詳しく解説していきましょう。

①コンセプトの作り込み

プロダクトローンチを行うためにまず行わなければならないのが、「コンセプトの作り込み」です。

このプロセスは、商品やサービスの販売金額に大きな差が出る部分なので、特に時間を掛けて作り込むことが必要です。

・ターゲット層を決める
・どのような商品やサービスなのかを決める
・ベネフィットを設定する(購入することでどのようなメリットをもたらすのか)
・競合との差別化

これらのポイントを1つずつ作り込んでいくことによって、収益の制度も高めることができます。

②バックエンドの商品価格と内容

プロダクトローンチを成功させるための大きな要因の1つが、「価格設定」です。

当初は大きな売上額を見込みながら作成していった商品やサービスでも、「売りたい」という思いが強すぎて価格を低く設定してしまう人も多かったりします。

しかし、ユーザーにとって有益となるものであれば、プロダクトローンチのマーケティング手法を使うことで、価格を下げるどころか、むしろ値段を上げていって販売することも可能となります。

実際にプロダクトローンチを行っている人は、40~150万円の養成講座やコンサルサービスを販売しているケースが多いのです。

勿論、ただ価格を上げるのではなく、その金額に応じたカリキュラムやサポート内容、サポート体制も重要になっていきます。

③:ランディングページ(LP)

ランディングページは、プロダクトローンチを行う上でとても重要な施策の1つです。

見込み客を集める縦長のページを見たことがある人も多いかと思いますが、それがまさに「ランディングページ」となります。

主には、メルマガ読者を集めたり、LINEのフォロワーを集めるという目的があります。

検索結果や広告などによってユーザーが最初に訪れるページである為、見込み客の悩みや解決したい問題に刺さるページを作ることがとにかく重要となります。

そのためには、企画のコンセプトが超重要です。

例えば、「登録率15%のLPが作った場合、100人中15名の方にしか登録されませんが、登録率30%のLPが作れた場合、100人中30名もの方に登録されることとなります。

同じアクセス量を集めたとしても、LPの登録率(品質)によって集客コストや集客の労力が圧倒的に変わるのです。

集客の肝になるがゆえに、自身でLPを作成するケースは少なく、LP作成専門のライターなどに外注をして作成するケースが多くなっています。

④動画のシナリオ

アクションプラン

動画全盛期である現代において、動画コンテンツを集客に利用しない手はありません

視覚と聴覚によってアピールできるので、より伝えたい情報を明確に打ち出すことができるというメリットがあります。

また、販売する人の顔やキャラクターが分かることで、見込み客が感じる安心感が違ってきます。

何度か動画で話をしている場面を見るだけで、親近感が増し信頼性がある情報であると認識するのです。

心理学では、「権威への服従心理」というものがあります。

これは、人間は権威のある人の言うことに対してつい安心して従ってしまうという心理です。

専門的な情報を解説する動画を何本か見てもらうことで、「その分野において権威がある」と判断され、必然的に信頼度が高まるのです。

基本的には「動画3本~4本前後」で構成を行えば、大丈夫です。

⑤集客戦略

集客媒体

プロダクトローンチを成功させるには、「どのようにランディングページ(LP)を広めていくか?」という問題を解決するためにしっかりと戦略を練っていく必要があります。

無料で行うことももちろん可能です。

ブログを立ち上げてすべての生地を自ら執筆していけば、ほぼ無料(ドメイン代とレンタルサーバー代のみ)でLPへのアクセスを増やしていくこともできます。

また、TwitterやInstagramといったSNSに関しても無料で行えます。

YouTubeに関しても、ハイクオリティな動画でなければ自分で出演、編集のすべてをこなせば、ほぼ無料でLPへの誘導を行うことが可能です。

ただ、無料では多くの場合、限界があるため広げることを最大化するのではあれば、広告を活用して(予算を予め立てる)でLPへの誘導を行っていく方法を実践していきましょう!

例えば、SNS広告やリスティング広告やアフィリエイトセンターを利用して、500~1000万円単位の金額を使い、一気に集客を狙っていくようなイメージです。

商品やサービス自体にかなり自信がある(ユーザーのベネフィットを実現できる)」「既に一定の売れる見込みが立っている案件」なのであれば、大きな金額を使い一気に集客することで圧倒的な利益を生み出すことができるはずです。

また、できるだけ短期間で大きな成果を上げたいというケースの時も、多くの予算を投入してLPへの集客を強める必要があると言えます。

⑥人員や場所の確保

プロダクトローンチは、LPからメールやLINEを使い見込み客を増やし、すぐさま商品やサービスを販売するとは限りません。

説明会などを開催してさらに見込み客を増やしていったり、そこで収益化を実行するという方法もあります。

そんな説明会などは、1人で行うのか、複数名でやるのかといった部分も重要になってきます。

・複数名で行うとしたら、どんな人材が必要なのか?
・対面でのセミナー会場を借りるのか?
・オンライン(ZOOM)だけに絞るのか?

色々な選択肢が考えられます。

特により大きな収益を狙うのであれば、ある程度自分以外の人員を確保し、説明会等を行う選択肢は有効だと言えるでしょう。

⑦集金について

ネットでの商品やサービスの購入であったり、説明会などでの直接の購入などにを促すにあたり、集金の内容も詰めておく必要があります

・現金振り込みのみなのか、カード決済も含むのか?
・分割決済は「あり」なのか? (また「あり」であれば、何回まで可能なのか?)
・その際の料金表の作成

予め、いろいろな購入者が来るので、想定しておくことが重要です。

⑧チームで行う場合は、情報共有や認識のすり合わせを。

もしも自分1人ではなく、複数人のチーム制で行う場合には、定期的にミーティングをしたり、スプレッドシートで共有したり物事の認識の擦り合わせをする必要があります。

それぞれが違った業務を担当するにしても、しっかりと情報共有しておくことで、より良いビジネスの形を構築できるはずです。

プロダクトローンチの2つの落とし穴

ここまでの解説によって、プロダクトローンチが短期間に大きな収益を上げるための最強のマーケティング手法であるということがお分かりいただけたかと思います。

しかし、実際にプロダクトローンチを進めていくことで問題となるいわば落とし穴があるというのも確かです。

①2019年前後ほど効果が出にくくなっている

当時は、短期間で数千万~数億という金額が動いていましたが、昨今では多くの人がこの手法を実践しているため、一時期と比べると効果がかなり下がっています。

中には、準備期間から含めると3カ月以上も行っているのに「全然、結果に繋がらなかった」といういわゆる「ローンチ疲れ」に陥ってしまう人もいたりします。

この手法に取り組むことで成長することは間違いありませんが、同時に一気に売上げるということは、それだけ、専門的スキルや知識や労力が掛かるのも事実です。

②プロデューサーと付き合ってローンチ疲れが起きる人も

前提として、プロデューサーと呼ばれる立場の人との相性が合う方はこの手法は適していると言えます。

弊社では、既に自社で回せるリソースがあるため、特に誰かと組んで行うことは滅多にありません。

しかし、多くの人はローンチの未経験者であるため、ローンチプロデューサーと呼ばれる人達と組むケースが出てくるかと思います。

プロデューサーとあなたの熱量に乖離があると、後々揉めることに繋がります。

この揉めるケースで挙げられる1つの理由は「利益折半」です。

例えば、コンテンツホルダー側では、集客して説明会を行って、売って終わりではありません。

そこから何カ月も受講生さんを継続して見ていかなければいけません。

勿論、プロデューサー側でも、「責任をもって最後まで付き合います!」という方もいます。

しかし、大抵の場合は、プロデューサー側が「売ったら、次の企画へ」という意識となってしまうことが多く、その場限りのお付き合いになっていくパターンが多いのです。

プロデューサー側の立場からすれば、手伝ったにも関わらず売上が上がらなければ、彼らの数か月間の売上が立ちません。

場合によっては、売上が上がらないどころか「赤字」だってあるわけです。

上手くいった案件であれば、そんな問題とは無縁ですが、赤字だった場合、その赤字分を補う必要が出てくるため、別の案件に行くか、既存の案件で売上を求めていかなければいけなくなります。

そうなれば、どうしても問題が生じやすくなってしまうのです。

コンテンツホルダー側としては「利益を折半するのだから、ネット周りや裏方をやって欲しい」と感じるのは当然です。

ただ、実際にプロジェクトをスタートしてみると「他でも忙しくて」や「連絡をしているのに、連絡が遅い」などといった問題が出てくることもあります。

そうすると、コンテンツホルダーとしては何だか「ぼったくりにあった気分」になってしまいます。

これは名前が売れているプロデューサーであってもあり得ることなので、自分にとっての理想の思い込みをしないためにも

プロジェクトを行う前段階で、

・どのぐらい自分の案件に注力を注いでくれるのか?
・いつまでにどこまでをカバーしてくれるのか?
・平均的な返信スピードはどのぐらいか?

など、事前にプロデューサー側に確認しておくことをオススメします。

ただ、個人的には、自社で回せる環境を強くおすすめします。

1回目だけ勉強のためにもプロデューサーに手伝ってもらって、2回目以降は、自社で行うのも1つの方法です。

コンテンツ販売を自動化させるエバーグリーンローンチとは?

ここまで、説明会やセミナーに集客をし、40~150万円の販売を行う方法についてお伝えしてきました。

しかし、高額な商品のみならず数千円~30万円以下の商品を自動的に販売する方法もあったりします。

それが「エバーグリーンローンチ」というマーケティング手法です。

前述したプロダクトローンチのメリットの中で「②継続的に大きな収益を上げられるようになる」ということを解説しましたが、それがまさにエバーグリーンローンチです。

エバーグリーンは、「不朽」というような意味合いを持つ言葉ですが、まさしく「継続的に売り続けることができる」わけです。

エバーグリーンローンチの優位性

エバーグリーンローンチを実践すれば、いくつかの優位性をもたらすことができます。

1.売り上げの自動化ができる

通常のプロダクトローンチでは、販売の期間が定められています

それまでに掛かる労力や時間、コストはかなり多くなってしまうこともあるので、売り上げ次第ではそれほど多くの収益化が実現できません。

しかし、エバーグリーンローンチでは、一度、「集客⇒販売⇒決済までの仕組み」を構築することで、後はアクセスを流せば、勝手にコンテンツが売れていく状態を作り出すことも可能です。

人によっては、これだけで月100万を超える仕組みになっている方もいるので、コンサルや講座ビジネス以外の収益を作りたい方にとっては、魅力的な仕組みなのかもしれません。

2.ゆとりをもって修正することが可能

販売期間が定められている場合、なかなか商品やサービスの内容やマーケティング内容を修正していくことができませんよね。

しかし、エバーグリーンローンチであれば、通常のプロダクトローンチよりも長く時間がとれるため、ゆとりをもって改善を繰り返し、売上をさらに伸ばしていくことが可能となります。

まとめ

今回は、マーケティングの悩みを解決する「プロダクトローンチ」というマーケティング手法とそのやり方について解説してきました。

数年前と比べればプロダクトローンチを利用する人が増えてきたのは事実ですが、これからもまだまだこのマーケティング方は十分に大きな収益化が可能であると言えます。

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