最近、コロナ禍の影響もあるかもしれませんが、以前よりも「コーチング」や「カウンセリング」が注目されてきています。
コーチやカウンセラーとして活動されている方は、それを実感されていらっしゃるのではないでしょうか?
しかしながら、全員が全員、集客が上手くいっているかと言えば、そんなこともないかと思います。
「思うように集客ができない」とか「集客が上手くいかないので、毎月の売上が心配」という方々もいらっしゃるようです。
本記事では「コーチングやカウンセリング分野の起業にとって、集客の成功に必要なこと」を解説していきます。
何故、コーチング・カウンセラー起業の集客が難しいのか?
起業したからには、当然ながらそれなりの収入を獲得しなければなりません。
そのためには、コーチやヒーラーで起業をしたのであれば、コーチングやカウンセリングを受けたい方を集めなければ話になりません。
しかし、現実的には
・ブログやメルマガを発信しているが、あまり反応が無く、集客できない
・SNSやブログを活用して集客戦略を立ててはいるつもりだが、「いいね!」はついたとしても直接的な集客につながらない
といった、集客の手ごたえを感じ取れていない方も結構いらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、この章では、何故、集客ができている人が少ないのか?難しいのか?について、ご説明していきます。
集客できない3つの理由
理由1.提供サービスに魅力がない
集客できない理由によく挙げられるのが、ユーザーが欲しいサービスを提示できていないということです。
その際、重要なのは「表面上の見せ方」です。
いくらあなたが素晴らしいサービスを持っている方だとしても、ユーザーにとって、魅力的に見えなければ、購入まで至りません。
イメージとしては、外から見えるお店がボロボロであったり、魅力的に見えないお店には立ち寄ろうとは思わないでしょう。
そのため、コーチングスキルを磨くことだけに専念するのではなく、「提供サービスの見せ方をもっと魅力的に見せることはできないか?」「もっと洗練されたデザインに変更することはできないか?」ということを考えてみてください。
理由2.SNSのフォロワーを増やすことで満足している
集客をするためにFacebookなどのSNSを活用するのは、今や誰もが知っていることと思いますが、ここで勘違いしてはいけないのは、フォロワーがいくら増えても実際にご相談をいただかなければ、ビジネスとして成立しないということです。
相互フォローをしてくれそうな人を探してフォローし、フォローバックをもらうというかたちで、フォロワー数を増やして、見せかけの数増やしを行っている方がいますが、実際の問い合わせ依頼が無ければ時間の無駄となります。
ビジネスとして軌道に乗せるのであれば、やみくもにフォロワーを増やすのではなく、あなたのサービスをきちんとアピールして、興味を持ってくれそうなフォロワーを増やしていけるようにしましょう!
理由3.集客するための情報発信をしていない
「集客」とは、あなたのサービスを必要とする人々を集めることです。
すなわち、「この人、頼りになりそう!」「サービスを受けてみようかな!」という印章を持たれる情報発信をするということです。
そのためには、フォロワー(=見込み客)の抱えていそうな悩みに、寄り添う内容の発信を心がけましょう。
コーチング・カウンセラー起業での集客方法7選
次は「コーチング・カウンセラー起業での集客方法」を7つ説明をしていきます。
集客方法には、大きく分けて「オンライン集客(ネット集客)」と「オフライン集客(対面集客)」の二つの方法があります。
オンライン集客の代表的なものから順に紹介していきます。
1.Facebook集客
SNSを活用したWEB集客の中の一つであるFacebookでの集客方法のメリットは、SNSの中でも全世界でのユーザー数が多いことと、Facebookはフォーマルな雰囲気があることでビジネスシーンにマッチするからです。
また、長文投稿や画像展開が可能なことから、コンテンツの表現自由度が高いのも魅力な点です。
投稿の詳細分析など、インサイトが充実しているプラットフォームでターゲットを絞り込めるという魅力があります。
Facebookでの集客方法には2種類あります。
1つは個人投稿やFacebookグループを活用した、無料集客。もう一つは広告の出稿になります。
無料集客で個人的におすすめな方法であれば、コーチングに興味ありそうな人を友達追加する方法です。
Facebook内で「コーチング」と検索すると、コーチングに興味を持っている人が表示されます。
その表示データから、自身のサービスに当てはまる人を探し出し、その人々を友達追加することで集客を狙います。
自分をきちんと知ってもらい興味を持ってもらい、依頼を受けられるような信頼関係をつくりあげることが重要です。
そのためには、プロフィールをしっかりと構築し、信用度を高めて情報発信の内容も自身の価値観をきちんと伝えていく必要性があります。
2.ブログ集客
ブログは、Facebookよりも自由度が高く、サービスの専門性や特徴を伝えるのに適しているメディアです。
コーチングやカウンセリングといった商品サービスは、そもそも無形のものですから形のない商品を購入してもらうには、自分自身のことをいかにきちんと知ってもらい、信用してもらえるかが重要です。
ユーザーにとって価値ある情報を発信し、Facebookと同じようにフォロワー(ファン⇒見込み客)を獲得し、「この人のサービスを受けてみたい!」という方向へと導いていける媒体です。
ブログ集客については、「コーチング起業家のブログ集客を成功させる秘訣9選」でまとめていますので、下記からご覧ください。
3.メルマガ集客
メルマガ集客は、セールスをかけやすいメディアとして、コーチングやカウンセリングの集客方法としては有益な手段です。
セールスをかけやすい理由とは、メルマガの読者は何らかの形で、あなたに好意を寄せてくれているところからスタートしているからです。
メルマガの内容は、コーチングやカウンセリングに関わる情報や知識を盛り込むことで、読者は徐々にメルマガ発信者をより一層信頼し、信頼関係が構築されていきます。
読者との信頼関係の構築を継続することで、割と早い段階でクライアントになる可能性があるでしょう。
メルマガ読者を集め方を知りたい方や、メルマガ集客の基本を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
4. YouTube集客
YouTubeは、SNSやブログ、メルマガのような文字よりも、サービス内容が具体的に紹介できたり、人柄を伝えることができるため、ユーザーに納得してもらいやすくなります。
動画機材がないとしても、スマホで動画を撮影すれば、最低限の映像自体の品質のクオリティは担保されます。
パソコンやスマホで「動画編集アプリ」を使って編集することもできますが、テロップを入れたり、カット割りを細かく行うのは、非常に時間がかかるため、動画編集者を外注することをオススメします。
もし、YouTube集客について興味があれば、「コーチやヒーラーのYouTube集客で絶対に押さえておきたい7つのポイントとメリット・デメリットを解説」という記事があるので、そちらをご参照ください。
5. 友人・知人へのセールス
ここからは、オフライン集客の代表例をご紹介していきます。
日頃から悩みについて聞いている友人・知人であれば、「話を聴くこと」により、あなたの力で解決方向へ導いていくことができるはずです。
飲食店などであれば、「お金をとれない」なんていうことはありませんが、コーチングやカウンセリングのような場合は、「友人からはお金がとれない」という方もいらっしゃいます。
そういう方は、料金をもらわない変わりに、セッションを受講した際のアンケートやコーチング等の練習台になってもらう、など金銭的なもの以外で対価を頂くのも1つの方法です。
コーチングやカウンセリング等のお仕事であれば、そのお友達の友達や知人に繋がっていく体制を整えた方が活動しやすい方もいらっしゃるかもしれませんね!
6.営業(名刺交換会イベント)
異業種交流会や名刺交換イベントに参加し、いただいた名刺からクライアント獲得をするチャンスはあります。
ただ名刺を渡しているだけでは、クライアント獲得をすることはできません。
必要なことは、名刺交換をきっかけに、あなたの存在やあなたのサービスに興味を持ってもらうということです。
自分がどのようなサービスをしているかを相手に伝え、サービス購入までの信頼関係を築き上げるための集客方法です。
7.セミナー集客
セミナー集客は、一度に多くの見込み客を集客する手段として有効ですが、セミナーを開催し、そのセミナーに参加してもらう手段が必要となります。
そのため、セミナーを行うにしても、上記で紹介してきた1~6までの集客方法を行う必要があります。
お金を払って、セミナーを受けてきてくれる方は、かなり勉強熱心かつその分野に興味がある方になるので、あなたのサービスを購入しやすい方が比較的多いです。
そのため、しっかりとしたセミナーの内容と流れを作っていけば、たった1回のセミナーでも、50~300万近くの売上を上げることも十分可能です。
集客するために気を付けるポイント、やってはいけないこととは
次は、集客するために気を付けるポイントや、やってはいけないことをご紹介します。
1.メルマガで過度のセールスメッセージ
集客方法で、メルマガはセールスをすることができる媒体だとお伝えしましたが、それには限度があります。
過度のセールスは、解除する読者さんの数をむやみやたらと増やすだけになってしまうため、もし、セールスをするのであれば、月数回程度にしておいた方が良いでしょう!
2.友人や知り合いへのセールス
集客方法では、友人や知り合いへのセールスという項目を挙げましたが、実質的な売り上げが目的とするのではなく、彼らが集客を手助けしてくれる流れをつくるのも1つの方法だという話をしました。
そのため、友人・知人が、あなたの商品やサービスを気にいってくれたら、その友達の知人や友人に自分のことを伝えてもらうようにしましょう。
3.交流会などのイベントで名刺配布だけに没頭する
名刺交換会と言っても、名刺を配ったにも関わらず、その後に、何もアクションを起こさないのは、非常にもったいないですよね。
そのため、名刺交換会や異業種交流会など、あまり話す時間がない場に関しては、「後日、繋がっていくこと」を考えてみてください。
例えば
・後ほど、メッセンジャーで○○の件について、無料で資料をお渡ししましょうか?
・○○について知りたいようでしたら、こちらのリンクをご覧ください。
・今なら無料で○○に関する動画を提供していますが、興味はありませんか?
※「○○」の部分は、話した相手の興味・関心事になります。
その場で、セールスをするのではなく、最初から「次に繋がる動き」に切り替えていくのがベターです。
コーチング・カウンセラー起業の集客を成功させる5つのポイント
①商品・サービスづくり
単純に、「あなたの悩みを解決します!ご相談ください」では、ユーザーには自分の悩みを解決してくれそうには感じ取れません。コーチングやカウンセリングにとって戦略の第一歩は、提供する商品づくりに力を入れていくことです。
相談してみたいと思えるようなサービスづくりは、社会の動きや人々の生活、思考などを常日頃から分析し提供サービスのマーケット分析を図ることです。
②強みをつくる(セールス力に磨きをかける)
セールス力の基本は、効率の良い集客方法を確立することです。SNSで拡散してもらい、フォロワーを増やすだけの行為ではクライアントの獲得にはつながりません。
自身のサービスが的確にユーザーの悩みを解決できるということを伝えるセールス力に磨きをかけましょう。
③差別化(他のコーチやカウンセラーとの違いをはっきりさせる)
ユーザーの悩みを解決する仕事ですから、ユーザーに漠然としたイメージしか持たれないようなサービス紹介はNGです。
具体的に、どのように自分なら相談者の悩みを解決していけるか、ユーザーの様々な悩みを把握しているようなサービス提供のイメージをつくりあげて、他のコーチやカウンセラーとの差別化を図りましょう。
④ターゲットを絞った情報発信をする
そもそも「集客」とは、たくさんの人を集めることではなく「あなたのサービスを必要としている人」を集めることですから、あなたのサービスを必要としている人に向けて情報を発信することが基本です。
⑤アフターケアを怠らないこと
悩みを解決することで、そのユーザーは少なからずあなたに感謝します。そうしたユーザーの心を大事にするために、解決後もメールで最近の状態などをさりげなく尋ねる内容のフォローメールをしましょう。
そうすることで、ユーザーは自分を心配いてくれているという気持ちにもなりますし、他のユーザーの紹介やセミナー開催時の集客サポートもしてくれるでしょう。
まずは副業から実施し、軌道に乗ったら専業へ移行
起業してもコーチングやカウンセリング一本で、最初から生活費まで稼ぐのは大変かもしれません。
まずは、自身の提供できるサービスの種類とクオリティを高めながら、集客に力を入れていき、副業として動いていきましょう!
その副業期間中に、コーチングやカウンセリング業で売り上げが一定した金額(例:生活できる範囲=会社員時代の最低1.5~2倍)に到達してから、専業へ転換することをおすすめします。
コーチングやカウンセリング起業の3つのメリット
①初期費用がかからず、固定費も少なくできる。
コーチやカウンセラーとして活動は、経費はほとんどかからないため、利益率も高く、他業種と比較しても継続していきやすい事業です。
②在庫が必要なく赤字にならない。
コーチングやカウンセリングのビジネスは、基本的に赤字になりません。
なぜなら、商品を仕入れる必要がないため先行投資の費用もいらず、得た収入のほとんどが利益となるからです。
ビジネスを行う上で、固定費や初期費用が少なく、さらに利益率の高いというのは、長く安心して継続していく上で、重要な要素になります。
③年収1000万も達成可能。
コーチングやカウンセリングの収入は、様々です。
月収数千円~20万円の方もいらっしゃれば、月収で50~100万円の収入を超え、年収1000万以上を得ている方もいらっしゃいます。
特に月収が50~100万円に到達すれば、それだけ価値のあるコーチングやカウンセリングが出来ていることを世間が認めてくれているわけですから、副業でやっていた人達は、専業にしても良いタイミングではないでしょうか?
収入の違いは提供する商品(サービス)の価値が違いから起きるため、あなた自身のキャリアを高めていくことで高額収入を得ることもできますので、自身のスキルアップを心掛けるようにしていきましょう。
まとめ
コーチング、カウンセリングのビジネスのライバルは、日々増え続けています。
しかし、コーチやカウンセラーの中には、スキルはあるにも関わらず、集客に苦戦し、クライアントを獲得できていない状況にあります。
あなたがコーチング、カウンセリングで起業をしたなら、副業でなく、コーチング業を専業で働いてみたい気持ちがあると思います。
そのためには、まず集客の知識を磨いたり、集客できるような環境を作ることです。
例えば、ペルソナ設定・市場調査・見込み客集めです。
・自身のサービスにマッチするユーザーは、どのような人物なのか
・市場調査(ユーザーのニーズや需要)により、どのようなサービスが必要とされているか
・どのように見込み客にアプローチしていくのか?
SEO対策やネット広告、SNSによるマーケティング戦略に関する知識を運用に活かしていくことです。
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「一定期間は、個別で学んでみたい!」や「しっかりと見てもらいながら活動したい!という方は、こちらのページをご覧ください。