ChatGPTは「自然言語処理技術」を用いて開発された人工知能ツールであり、ビジネスシーンでも活用されることが増えてきました。
本記事では、最近話題のChatGPTを「仕事にどう活用するか?」という具体的な活用法と事例について紹介します。
ChatGPTの基礎知識 ChatGPTとは?
OpenAIが開発した自然言語処理に基づくAI技術を応用したチャットボットです。
GPTは「Generative Pre-trained Transformer」の略であり、自然言語処理において高い性能を発揮するトランスフォーマーと呼ばれるアルゴリズムを用いて学習を行っています。
ChatGPTは、大量のデータを学習しており、人間と同様に応答が可能であり、自然な対話を行うことができます。
Iphoneに搭載Siriなどとは、比べ物にならないぐらい、こちらの質問に的確に回答してくれます。
実際に質問してみた解答例を下記にまとめてみました。
ChatGPTを活用してみたら性能が良すぎた
実際に、どのように「仕事に活用してみたのか?」という事例を5つご紹介します
事例1:ChatGPTの特徴や利点をビジネスで活用できる事例で教えて
「ChatGPTの特徴や利点をビジネスで活用できる事例で教えて」と打ち込んだら、ものの30秒ぐらいで下記のような文章が作成できました。
事例2:SEO対策に利用!ChatGPTの「記事構成案」を教えて
また、他にも「ChatGPTの記事構成案を教えて」と入力してみると、、、
このように完璧ではないにしろ、ほんの10~30秒で出てきます。
事例3:指示を出さないと動かない社員さんのアプローチ法
現場でよくありがちな役員や社長のお悩みの1つである「指示をしないと動けない社員を、指示をしなくても自発的に動けるようになってもらうためにはどうしたらいい?」ということもChatGPTに相談をしてみました。すると、、
意外としっかりと答えてくれています。
事例4:次なる商品開発のアイデア出しにも活用できる
例えば、一眼レフカメラを扱っているメーカーさんであれば、時代に合った商品作りが必要となります。アイデア出しに困っていると仮定して、ChatGPTに聞いてみます。
どうでしょうか?「なるほど~」と思うような内容が返ってきました。
事例5:駅周辺の飲食店探しもChatGPTで、できてしまう。。
「「名古屋駅」周辺でランチの美味しい和食のお店を5つ教えて。予算は3,000円で。」と聞いてみました。
すると、、、
ちなみに、情報の鮮度までは確認できていませんが、主要の駅であれば、こういうこともChatGPTで、できてしまうようです。
ChatGPTのような人工知能が発展すれば仕事がなくなる?
よく「2030年、2040年、2045年にはこういう仕事がなくなる」という議論がありますが、人工知能(AI)ではできない作業もあるため、「特定の仕事が仕事がなくなる」なんていうことはまだ考えられません。
しかしながら、お仕事の内容や能力によっては「先細りはするだろう」という仕事は複数あります。
例えば、実力のないコンサルタントやコーチングのお仕事は少なくなるかもしれません。
何故なら、上記のように、ChatGPTでもかなり精度の高い情報や方向性を指南してくれるからです。
また、「WEBライター」や「コピーライター」のようなお仕事も先細りするでしょう。
何故なら、僕が直近でライターさんに記事を依頼しようか悩んでいましたが、ChatGPTを活用した方が、「コストがかからない」ため、ライターさんに依頼しなくても良くなってしまったからです。
経営者にとっては、「人的コスト」及び「生産性」がChatGPTの導入により、大分上がりましたが、一方で仕事数が減る人達が出てきてしまうでしょう。
ChatGPTを使いこなすには、結局「その人」次第
ただし、ChatGPTも優れた精度ではありますが、万能ではありません。
何故なら、ChatGPTは「聞かれた質問に対して情報収集」するだけだからです。
この「質問の仕方」が悪ければ、自分が「欲しい回答」や「求めている回答」が返ってきません。
また、ChatGPTが導き出した情報やデータが「必ずしも合っているかどうかは分からない」ため、この情報やデータが合っているかどうかを精査しなければいけません。
非常に素晴らしいツールではある一方で、まだまだ完璧なツールではないことだと、必ず頭の中に入れておく必要があります。
いわゆるChatGPTを使いこなすのであれば、「情報を見極める」「情報を精査できる」能力が必要だということです。
ChatGPTのデメリット2選
ChatGPTは優れたツールである一方、デメリットもあります。そのデメリットについてお伝えしていきます。
1.中学生~大学生がChatGPTを多用すると危険
何が危険かというと、「頭を使って考える力が養われなくなる」という点です。
例えば、ChatGPTに「読書感想文を学校に提出したいため、「○○」を高校1年生が書いたように380~400文字でまとめて」とチャットに投稿すると、下記のようにまとめてくれます。
ちなみに、書いてほしかった本との内容が全然話が違うんですが(笑)
手抜きをすると、これが「本当に本の内容に合っているものか?」「そうではないのか?」が分かりません。また、大学の卒業論文もChatGPTを利用したらサクッとできそうですが、2つとも海外では早急に禁止されてきているようですね。
ただ、難しいところは、その出来上がった記事が「ChatGPT」で作成したものがどうかを「どう判断するか?」ですよね。
凡人の僕には、どう評価するか?なんていうのはちょっと分からない話ですね。
2.記事構成案はそのまま利用できない
例えば、「ヒーラー 養成講座」の記事構成案を作りたいと考え、ChatGPTに作成してもらいました。
たったこれだけの質問で、しっかり作ってくれるんですね(驚)でも、このままコピペで利用はダメなんですか?
そうですね、よくよく見てみると、ちょくちょく同じような部分がありますよね。また「これ要る?」という部分もあります。
サクッと上記の「記事構成案」を作成してくれたのは、1分もかからなかったで、「参考」になります。
一方で、記事構成案の精度が「少し低い」印象がありました。
もちろん、キーワードによっては、1発目から良い記事構成案を導き出してくれますが、今回のように、キーワードによっては「重複」している箇所や「足りない」要素も出てきます。
でも、「何が重複していて、何が足りないのか?」というのは、今まで、SEOの知識を持って記事を作成していたり、実際にSEO上位表示されている記事のリサーチを複数回行った経験がないと、分かりません。
そのため、完全コピペの量産記事は、できなくはないですが、「質の高い記事」(ユーザーの検索意図を満たす)というGo検索エンジンの本質を叶えるには、現段階(2023年)では少し難しいように思えます。
まとめ
本記事は、「ChatGPTを仕事に活用する方法 - ビジネスシーンでの具体的な活用法と事例5選」をご紹介しました。
本記事でお伝えした内容は、あくまでも「一例」であり、他にも様々な利用用途があるはずです。
ChatGPTのように人工知能の精度が高まり、仕事場に限らずこれから色んな場面で使われるようになるはずです。
どれだけツールが進化しても、その人の「使い方次第」で良くも悪くもなります。ビジネスの場では、仕事の生産性が上がるように使っていきましょう!