小田じゅんです。
最近、AIの発展によって「ホワイトカラーの仕事がなくなり、ブルーカラーの仕事だけが残る」という話をよく耳にします。
しかし、実際に現場で様々な職種の変化を見てきた経験から言うと、この意見は大きな誤解を含んでいます。
両方の職種で起きている本当の変化
ホワイトカラーの現実
確かにAIは事務作業や資料作成を効率化しています。
しかし、完全に仕事がなくなるわけではありません。
むしろ、AIを使いこなせる人とそうでない人の差が急速に広がっています。
例えば、営業職では提案書作成にAIを活用することで、以前は1日かかっていた作業が30分で終わるようになりました。
空いた時間で顧客との対話を増やし、成約率を2倍に伸ばした営業担当者もいます。
一方で、「今までのやり方で十分」と考える人は、効率で大きく差をつけられています。
ブルーカラーにも迫る自動化の波
小田じゅん「肉体労働は機械に置き換えられない」という考えは、もはや過去のものです。
自動運転トラックの実用化
2024年時点で、アメリカでは高速道路での自動運転トラックが実際に荷物を運んでいます。
実際に最近、FNNプライムオンラインさんが公開していたYouTubeでも「物流の自動化」として「無人荷積み」実証実験がなされており、国土交通省も東京~大阪の一部区間で「自動物流道路」の運用を2030年半ばまでに目指すと意気込んでおりました。
つまり、長距離トラック運転手という職業は、あと数年で大きく変わる。ということです。
小田じゅん「Helix02(ヘリックス02)」というロボットご存じでしょうか?
「もう人間の知能が搭載されてきているのではないか?」という状態まで進化してきており、家事もこういった人型ロボットがやってくれる時代になりそうです。
小田じゅんまた、BMWグループの現場ではロボットが働いている様子がありました。
確かにまだロボット感がありますが、この先、どんどん精度が上がっていくでしょう。
さらに、今の外観は「ロボット」感が強いですが、かわいい&かっこいい人間に限りなく近いロボットも出てくるだろうなぁということは、今の段階で用意に想像がつきます。
倉庫作業の完全自動化
Amazonの倉庫では、すでに商品のピッキングから梱包まで、ロボットが人間より速く正確に作業しています。
「フィジカルAI」と呼ばれる技術により、ロボットは複雑な形の商品でも掴めるようになってきています。
なぜ今のままだと危険なのか
具体例1:タクシー運転手の場合
自動運転タクシーは、サンフランシスコやフェニックスですでに営業しています。
「運転技術に自信がある」「地元の道を知り尽くしている」という強みは、AIには関係ありません。
自動運転車は24時間働き、人件費もかかりません。
今から何も準備しない運転手は、2-3年後に仕事を探すことになります。
具体例2:工場作業員の場合
テスラの工場では、人型ロボット「Optimus」が部品の運搬や組み立て作業を学習しています。
YouTubeで見ると、もう荷物を持って、工場内を歩いているようですね笑
「今までこのやり方でやってきた」という経験は、ロボットには通用しません。
ロボットは進化をしていけば疲れず、ミスもせず、給料も要求しません。
(バッテリーの稼働時間や維持費がどうなるか)
設備投資の初期費用が下がれば、多くの工場が導入を検討するでしょう。
具体例3:警備員の場合
セコムの警備ロボットは、すでにビルやショッピングモールで巡回しています。
それこそ、2022年からこういったロボットも登場しているぐらいです。
不審者の検知をして近づいてきたら、攻撃をするようです。
「人間の目でしか気づけないこともある」という意見もありますが、逆に人間が見落とすこともあります。
AIの画像認識は人間より精度が高くなってきています。夜間の視認性も、カメラの方が優れています。
誤解が生まれる3つの理由
1. 変化が目に見えにくい
新技術は海外や大企業から始まり、徐々に広がります。
「自分の会社ではまだ導入されていない」からといって、安全とは限りません。
競合企業が先に導入すれば、コスト競争で負けてしまいます。
2. 「完璧じゃないから大丈夫」という油断
自動運転やロボットは確かに現時点では完璧ではありません。
しかし、人間より安全で効率的になってこれば、確実に視野に変わっていきます。
「完璧になるまでは人間が必要」という考えは甘いです。
今のうちから、その未来を予想して、動いていきましょう。
3. 職種で判断している
上記を読んでいただいたあなたにはもうご理解いただいていると思いますが「ホワイトカラーは危ない、ブルーカラーは安全」という分け方自体が間違いです。
実際には「定型作業かどうか」「AIやロボットで置き換え可能かどうか」で判断されます。
2-3年後に後悔しないために
今すぐできること
AIツールに触れる
ChatGPTやClaude、Geminiなどを使って、業務効率化を試してみることです。
レポート作成、メール文章、アイデア出しなど、何でも構いません。
新技術の情報を集める
自分の業界でどんな技術が開発されているか、定期的にチェックすることです。「知らなかった」では済まされません。
転用できるスキルを身につける
AIやロボットと協働する、システムを管理する、データを分析するといったスキルは、どの職種でも価値があります。
取り返しがつかなくなる前に
「AIはよくわからない」「今までのやり方で問題ない」と感じている人は、危機感を持つべきです。
自動運転トラックが普及してから運転手が新しいスキルを学ぼうとしても、すでに市場は縮小しています。
工場がロボット化してから「機械の操作を学びたい」と思っても、雇用枠自体が減っています。
変化は突然ではなく、静かに進んでいます。気づいたときには、自分だけが取り残されているかもしれません。
まとめ
ホワイトカラーとブルーカラーという分け方は、もう意味がありません。
自動運転、フィジカルAI、建設ロボットなど、あらゆる分野で自動化が進んでいます。
大切なのは「自分の職種は安全」と安心することではなく、変化を受け入れて今日から行動することです。
まずは身近なAIツールを一つ試してみる、業界の最新ニュースを読んでみる、それだけでも2-3年後の自分を大きく変えることができます。
どちらの職種でも生き残る人はいます。しかし、それは「AIやロボットと共存できる人」です。
今、小さな一歩を踏み出すかどうかが、未来を分けます。

