ウェルビーイングをテーマにした講演イベント案内|労働組合員・官公庁・学校・企業

小田じゅん

株式会社シンプルブランドの小田です。本記事では「ウェルビーイング」について解説します。

最近「ウェルビーイング」という言葉が注目を集めていますよね。

本記事では、ウェルビーイングの概念を大切にしている小田じゅんが

・ウェルビーイングって何?
・ウェルビーイングが何故、注目されてきているのか?
・ウェルビーイングについて踏み込んだ話

これらを分かりやすく解説していきます。

もし、労働組合・官公庁・学校・中小企業などでウェルビーイングの講演を行って欲しいというご依頼がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

弊社シンプルブランドは、全国の中小企業のうち2%しか保有していない資格「全省庁統一資格」を取得しております。

本資格は、国の行政機関やその出先機関と取引が国に認可された企業のみが取得することができる資格です。

そもそも「ウェルビーイング」って何?

そもそも「ウェルビーイング」って何

「ウェルビーイング」という言葉、なんだか難しそうに聞こえますよね。

でも、実はとてもシンプルな考え方なんです。

ウェルビーイングとは「Well(良い)」+「Being(状態)」を組み合わせた言葉で、かんたんに言えば、心も体も社会的にも、バランスの取れた充実した状態のことを指します。

つまり、ただ病気じゃない、お金があるというだけでなく、本当の意味で「良い人生」を送っている状態なのです。

人生の質を考えるとき、私たちはつい目に見える要素として

・年収2,000万以上ある
・会長だ、社長だ、役員だ、部長だ
・フェラーリ、ポルシェ、ベンツ、ベントレーなどのような高級車
・オーデマピゲ、フランクミューラーなどの高級時計
・ヴィトン、エルメス(バーキン)などの高級ブランド品など

このような「収入・地位・物」などに注目しがちです。

しかし、ウェルビーイングの考え方では、目に見えない要素(心の満足度や人間関係の質など)にも同じように価値を置きます。

それは、本当の幸せが、これらすべての要素のバランスの上に成り立っているからです。

なぜ今、ウェルビーイングが注目されているの?

ウェルビーイングが注目されている理由

私たちの社会は、かつてないほど便利で豊かになりました。

テクノロジーの発展により、多くの課題が解決され、物質的な豊かさは増しています。

しかし、その一方で新たな課題も生まれています。

例えば、スマートフォンの普及により、いつでもどこでも情報にアクセスできるようになりました。

これは便利である反面、常に仕事のメールをチェックしてしまったり、SNSに縛られたりする状況も生んでいます。

また、AIやDXによる効率化が進んだ現代社会では、「生産性」や「業務効率化」が進んでいく一方で、非常に「スピード」が求められるようになりました。

そのため、ゆっくりと考える時間が減少したり、オンライン化により直接、人と関わったりすることが少なくなってきている傾向にあります。

このような状況があるからこそ、改めて「(自分が思う)本当の幸せって何だろう?」という問いかけが重要性を増しているのです。

つまり、業務として重要な「効率性」や「生産性」だけでなく、人生の質的な充実を考える必要性が高まっているといえます。

ウェルビーイングの5つの柱

小田じゅん

ウェルビーイングは、以下の5つの要素から構成されています。

これらの要素は互いに影響し合い、バランスを取ることで、より充実した人生を実現することができます。

1. 心の健康

ウェルビーイング「心の健康」

心の健康は、ウェルビーイングの土台となる重要な要素です。

自分の感情を理解し、適切にコントロールできることは、日々の生活を豊かにする基礎となります。

例えば、仕事でストレスを感じたとき、それを認識し、適切な対処方法(深呼吸やストレッチ、同僚との対話など)を選択できることは重要なスキルです。

また、自己成長を実感できることも心の健康には欠かせません。

新しいスキルの習得や、趣味の深化など、自分が成長している実感は、大きな心の支えとなります。

メンタルヘルスの研修の需要が増えてきたのも、ある意味、物価上昇による経済的な不安、職業や時代の不安定さによる将来の不安、職場の人間関係の悪化により、心が健康ではない人が増えてきたからです。

また仕事のやりがい、働きがいを感じるためには、外的な要因も大切ですが、「自らの内なる心から湧き出るように、自分の心に向き合っていく内的な要因が非常に重要です。

2. 体の健康

ウェルビーイング「体の健康」

心と体は密接に繋がっています。

適度な運動習慣は、単に体力をつけるだけでなく、心の健康にも良い影響を与えます。

運動中に分泌されるアドレナリンは、気分を向上させ、ストレス解消にも効果的です。

バランスの良い食事も重要です。必要な栄養素を摂取することで、体調が整い、集中力も高まります。

また、十分な睡眠は、体の回復だけでなく、記憶の定着や感情のリセットにも重要な役割を果たします。

3. 人とのつながり

ウェルビーイング「人とのつながり」

人は社会的な生き物です。家族や友人との良好な関係は、心の安定につながります。

人によっては、仕事後や休みの日の食事会や飲み会が至福の時だと感じる人もいるでしょう(笑)

また、職場や地域での良好なコミュニケーションは、所属意識や安心感を高めます。

特に重要なのは、誰かの役に立っている実感です。

これは、自己肯定感を高め、人生の意味を見出すことにつながります

例えば、地域のボランティア活動に参加したり、同僚の仕事をサポートしたりすることで、この実感を得ることができます。

4. 生活環境

ウェルビーイング「自然とのふれあい」

私たちの生活の質は、環境に大きく影響されます。

快適で安全な住環境は、心身の健康の基盤となります。

また、仕事と生活のバランスを保つことは、持続可能な充実した生活を送るために不可欠です。

自然とのふれあいも重要な要素です。

都市化が進む現代社会では、意識的に自然との接点を持つことが必要です。

公園での散歩や、週末の自然散策など、小さな形でも自然とつながる機会を作ることで、心が癒され、新しい発見があります。

5. 経済的安定

ウェルビーイング「経済的安定」

経済的な安定は、安心して生活を送るための基盤となります。

ただし、これは必ずしも「大金持ち」になることを意味するわけではありません

基本的な生活ニーズを満たし、将来への適切な備えができている状態を指します。

また、自分らしい消費選択ができることも重要です。

つまり、自分の価値観に合わせてお金の使い方を決められる状態です。

例えば、環境に配慮した商品を選んだり、自己投資としての学習に使ったりするなど、自分らしい選択ができることが大切です。

明日からできるウェルビーイング実践のヒント

ウェルビーイングの実践は、決して大きな生活の変革から始める必要はありません。

むしろ、小さな習慣の積み重ねが、大きな変化につながっていきます。

小田じゅん

以下に具体的な実践方法を5つご紹介します。

1. 朝の5分瞑想

ウェルビーイング「瞑想」

瞑想は、特別な技術や環境を必要としません。

朝起きてすぐ、ベッドに座ったままでも構いません。静かに呼吸を整え、今日の目標を考える時間を作りましょう。

この小さな習慣が、一日の質を大きく変えることがあります。

2. 「ありがとう」を3回以上する

ウェルビーイング「ありがとう」感謝のワーク

感謝の気持ちを意識的に表現することは、人間関係を豊かにします。

家族、同僚、あるいは見知らぬ人への感謝も含めて、一日に最低3回以上は「ありがとう」を伝える習慣をつけてみましょう。

この習慣は、自分自身の気持ちも前向きにしてくれます。

3. 5分の散歩

ウェルビーイング「歩く」

忙しい毎日でも、1日5分なら作れるはずです。

通勤途中に一駅分歩く、昼休みに職場の周りを一周する、など工夫次第ではもっと歩く時間は作れます。

この短い時間でも、体を動かし、自然に触れることで、心身をリフレッシュすることができます。

4. デジタルデトックスタイム

ウェルビーイング「デジタルデトックス」

常に情報に接続されている現代社会では、意識的に「切断」する時間を作ることが重要です。

特に食事の時間は、スマートフォンを離れ、周りの人との会話や食事そのものを楽しむ時間としましょう。

これにより、人との関係も深まり、食事の満足度も高まります。

5. 今日の「良かったこと」ノート

ウェルビーイング「良かったことノート」

一日の終わりに、良かったことを書き留める習慣は、人生を前向きに捉える力を養います。

どんなに忙しい一日でも、必ず何か良いことはあったはずです。

それを意識的に見つけ、記録することで、日々の生活により多くの意味を見出すことができます。

2030年までに目標達成したいSDGs17の次が「ウェルビーイング」

SDGs(Sustainable Development Goals)は、「持続可能な開発目標」という意味になり、エスディージーエスではなく、エスディージーズと読み、それぞれの単語の頭文字と、最後にあるGoalsのsを合わせています。

SDGsは、2016年から2030年の15年間で達成すべき「世界共通の目標」として、貧困・健康と衛生・エネルギー・環境・平和など17種類の目標が提示され、2015年9月に国連で開催された持続可能な開発サミットで国連に加盟している全193カ国によって採択されたものです。

ウェルビーイングはそのSDGsの次なるグローバルゴールとして「ポストSDGs」とも呼ばれ、今や急速に注目を集めるようになりました。

そもそもSDGsの3番目の目標である「すべての人に健康と福祉を(Good Health and Well-Being)」には、言葉としてウェルビーイングが含まれています

SDGsは「地球上の誰一人取り残さない」を掲げながら、個人や社会、ひいては地球全体が持続可能な状態を目指すグローバルゴールであり、17の目標を達成したその先には地球全体のウェルビーイングな状態があるはずと考えられているそうです。

最後に

ウェルビーイングは、決して完璧を目指すものではありません。

「良いこと」もあれば「悪いこと」もあるのが人生です。

大切なのは、自分のペースで、できることから少しずつ始めていきながら、自分の中の幸せに向かっていくことです。

また、ウェルビーイングは個人によって異なります。

ある人にとっての理想的な状態が、別の人にとってはストレスになることもあります。

そのため、他人と比較するのではなく、自分にとっての「より良い状態」を探っていくことが重要です。

今日からでも、あなたらしいウェルビーイングの実践を始めてみてください!

小さな一歩が、より豊かな人生への扉を開くきっかけとなるはずです。

もし、ウェルビーイングの講演を希望される方がいましたら、お気軽にお問い合わせください。

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