Threads広告がテスト配信先で日本が選ばれたのは異例のこと
デジタルマーケティング業界に新たな転機が訪れています。
Metaが展開するプラットフォーム「Threads」(スレッズ)が、日本でThreadsの広告テストが開始されることをアメリカの1月24日(金)に発表しました。
これはかなり異例のことで、日本がテスト配信先に選ばれることはまずありません。
なぜなら、テスト配信するには、ある一定のユーザーがいないとテストにならないため、まずは海外の人口の多い国や利用者が多い国でテストを行い、ある程度遅れた時点で「日本に入ってくる」というのが恒例でした。
しかし、今回は初期のテスト段階から日本を視野に入れてきたと。
つまり、Threadsを利用するユーザーが日本国内にそれだけいらっしゃるということでしょう。
Threadsは、2025年からどんどん活気づく可能性ある「大注目のSNS」の1つと言うべきでしょう。
なぜ今、Threads(スレッズ)なのか?
ズバリ、Threadsがフォロワー数が少ない状態でもインプレッション(表示)が出る媒体だからです。
X(旧Twitter)をやっている方なら分かると思いますが、アカウントパワーが弱い状態では、全然インプレッションが出ません笑
ここ最近で言えば、フォロワー数1-3万人を超えるようなインフルエンサーの方もこぞってインプレッションが出なくなってきました。
毎日、1日1投稿以上、投稿しても、全然フォロワーが増えないどころかインプレッションが増えない。
そのため、Xをやっても挫折する人は数多しとなってきました。(インスタも同様な流れに)
一方でThreadsは、フォロワーが100-200人という少ないフォロワー数のアカウントでも、「1-10万インプレッション」が出ることは決して難しくありません。
実際に僕もThreadsでは何回も1万インプレッション超えの投稿をしました。
僕が2024年9月1日以降からThreadsで毎日投稿してきた体験談をこちらで記載していますので、興味のある人はこちらの記事も併せてお読みください。
Threadsで集客はできる?約4か月実践してバズった投稿を公開!すぐに使える方法まとめ
2025年1月時点においては
・「Threadsがいい」という情報を聞きつけてThreadsに移行して情報発信を頑張っている方
・Xやインスタのインフルエンサーがその影響力をつかってThreadsも伸ばそうとしているなど
そういった流れが日本国内では来ています。
アクティブなユーザーたちが集まってきているタイミングで、Threads広告を打てるとなると、「非常に安いCPAで、多くのコンバージョンがとれる絶好のチャンスがある」ということです。
仮にFacebook広告やインスタ広告なら、1人のメールアドレスを獲得する単価(CPA)が3,000円するような案件でも、Threads広告の初期の段階ならCPA1,000円以下で獲得できるかもしれませんね!
ただし、まだまだMeta社もThreads広告のデータが少ない時期でしょうから、初期の段階では、Facebook広告やインスタ広告よりも「広告ターゲティングの安定性は薄い」と考えておくのが無難でしょう。
Metaの事業責任者Adam Mosseri氏の発言に注目
Metaの事業責任者Adam MosseriはThreads上での広告を「関連性が高く興味深いと思われるようにする」と強調したそうです。
さらに「今回のテスト結果を分析し、広告をオーガニックコンテンツ(通常の投稿)と同等の価値あるものに育てることを目指す」と述べられていました。
Meta広告として解決すべき課題も存在
一方で、Metaの広告プラットフォームには解決すべき課題も存在します。
特に日本市場では、2024年の時に元ZOZOの創業者の前澤友作さんやホリエモンさんも仰っていましたが、自分達は全く関与していないのに名前が勝手に利用されていた「虚偽広告」や「詐欺的コンテンツ」の問題が指摘されています。
この問題にもちゃんと対応し、情報の信頼性を担保してもらいつつ、広告主側としては「Threads広告は精度の高いターゲッティング広告」がされるように迅速に作って欲しいですね。
まとめ
これから日が経つにつれて、Threads広告の情報が出てくるはずです。
Threads広告、出る出る詐欺になって、どんどん先延ばしになったり、初期のターゲッティング精度が悪すぎて広告媒体として価値が薄いものにならないようにはして欲しいですね。
ただ、Meta社として「Facebook」や「インスタグラム」のユーザー情報も参考にはされるでしょうから、ムダに悪くなることは少ない気がしていますけどね。