SNS起業に憧れていませんか?
しかし「好きなことを仕事に」という言葉を鵜呑みにするのは危険です。
現在のYouTubeやSNS市場は、まさに群雄割拠の「戦国時代」です。
何の戦略もなく初心者が丸腰で挑んでも、すでに実績のある強者には勝てません。
でも、諦める必要はありません。
10年以上生き残ってきたプロの視点から、厳しい現実と、そこから勝ち上がるための具体的な「資産の作り方」を断言します。この記事を読めば、あなたの戦い方は確実に変わります。
なぜ「好きなこと」だけではSNS起業で失敗するのか
多くの人が自由な生活に憧れて起業を目指します。しかし、単に「好きなこと・得意なこと」を発信するだけでビジネスが成り立つのは、ごく一部の人のみです。ここでは、初心者が直面する残酷な現実を解説します。
YouTubeもSNSも今は「戦国時代」
かつてYouTuberが「好きなことで生きていく」と流行らせた時代がありましたが、現在は状況が全く異なります。
新しいチャンネルが登場しては、炎上や競争に敗れて消えていくのが日常茶飯事です。
この世界は、新しく参入して一発当てる人よりも、静かに消えていく人の方が圧倒的に多いのが現実です。
ビジネスの世界も同様で、長く継続して生き残ることこそが最も困難です。
市場にはすでに何年も活動している「先行者」がいます。彼らは実績も資金もあり、プロの編集チームを使っている場合もあります。
圧倒的な「先行者利益」と「積み上げ」の差
これから始めるあなたと、すでに活躍している人との間には、埋められない「積み上げ」の差があります。
例えば、小田じゅんは、YouTube動画を280本以上、音声メディアを660本以上、ブログ運営歴は10年という膨大なコンテンツ資産を持っています。
これらは一朝一夕で作れるものではなく、長年の蓄積です。
あなたが今日から毎日1本投稿を始めたとしても、先行者も毎日投稿を続けていれば、その差は永遠に縮まりません。
この「スタートラインの違い」を正しく理解する必要があります。
ただ単に真似をして地道にやるだけでは、後発組が勝つのは非常に苦しい戦いになります。
初心者が「激戦区」で生き残るための鉄則
では、実績のない初心者はどうすれば良いのでしょうか。凡人が天才や先行者に勝つための具体的な行動指針を示します。
会社はすぐに辞めないで!副業から始めるべき理由
「起業するために会社を辞めます」というのは絶対に避けてください。
初心者がいきなり会社を辞めて時間ができたとしても、実績もスキルもない状態で勝てるほど甘くありません。
まずは、本業を続けながら副業として月30万〜40万稼げるようになってから、初めて独立を検討してください。
会社員としての固定給を得ながら、SNSという新しい世界で勉強を続けるのが最も安全なルートです。
また、短期間で結果を出そうと焦るのも禁物です。
「3ヶ月で月100万稼ぐ」といった目標は、初心者には非現実的です。
無理をして睡眠時間を削り、家族との時間を犠牲にすれば、家庭崩壊のリスクさえあります。
長期戦を覚悟してコツコツ取り組む必要があります。
「質」より「量」が絶対条件である理由
初心者が最初から「質」で勝負しようとするのは間違いです。
「量より質」という言葉は、初心者のための言葉ではありません。
「質」とは、圧倒的な「量」をこなした先に生まれるものです。
何度も試行錯誤し、改善を繰り返す中でしか質は向上しません。
天才ではない凡人が勝つためには、圧倒的な量をこなし、時間をかけて市場に認知させていくしかありません。
例えばX(旧Twitter)であれば、1日2時間は確保しないと伸びにくい状況になっています。
泥臭く量をこなし、離陸するまでの助走期間を走り抜ける覚悟が必要です。
あなたの代わりに24時間働く「デジタル資産」の作り方
SNSやブログは、単なる日記ではありません。
正しく運用すれば、24時間365日、あなたの代わりに営業してくれる「優秀な営業マン」になります。
ブログ集客の罠と「ドメインパワー」の壁
ブログで集客する場合、「良い記事を書けば読まれる」というのは過去の話です。
現在は「ドメインパワー(サイトの強さ)」がなければ、Google検索で上位に表示されません。
上場企業や大手メディアが組織的に記事を量産している中で、個人の新規ブログが勝つのは至難の業です。
そのため、初心者にはWordPressなどの独自ドメインではなく、「note」などの無料プラットフォームをおすすめします。これなら難しい設定なしで、すぐに記事を書き始められます。
認知度こそが最強の武器になる
ビジネスにおいて最も重要なのは「認知度」です。
どんなに良いサービスやスキルを持っていても、知られていなければ存在しないのと同じです。逆に、スキルがそこそこでも、認知度が高ければ商品は売れます。
SNSやYouTubeで発信し続ける目的は、この「認知度」を獲得するためです。
フォロワー数や再生数は、あなたの信頼を目に見える形にした「印籠(いんろう)」のようなものです。
数字があることで、初めて相手はあなたを信頼し、ビジネスの話を聞いてくれます。
オンラインだけでなく、リアルな交流会や紹介も組み合わせることで、より強固な集客が可能になります。
ビジネスで稼ぐか、投資で稼ぐか決断せよ
最後に、お金を稼ぐ手段は大きく分けて2つあります。「ビジネス」か「投資」かです。
ビジネスで成功するための覚悟
ビジネスで稼ぐ道を選んだなら、今日お伝えしたように、圧倒的な量をこなし、学び続け、ライバルとの競争に勝ち抜く必要があります。これは決して楽な道ではありません。
99%の人が挫折する世界です。
もし、「そこまで必死に働きたくない」「今の生活を崩さずに少しだけお小遣いが欲しい」のであれば、ビジネスではなく、株式投資やFXなどを勉強するのも一つの賢い選択です。
どちらの道を選ぶにしても、「楽して簡単に稼げる方法」は存在しません。
ただ、あなたがどちらの土俵で戦うのかを明確にし、覚悟を決めて一歩を踏み出してください。
先行者に追いつくには、今日から行動を開始し、誰よりも継続する以外に道はありません。

